HaLAオープンフォーラム

第10回オープンフォーラムウェブレポート

開会の挨拶

小松信幸  経済成長という観点からいえば、日本で働く私たちの選択はおそらくふたつで、ひとつはアジアなど市場が成長しているところに出て行くこと、もうひとつは日本で潜在成長性のある分野に潜在成長性のあるやり方で取り組むことです。後者の視点で日本に今まで足りないのが「HappyLife」、今までなかったのが地域企業の共通理念による連携だという主張をリーマンショック後の2008年11月に発信したのがHaLA(HappyLifeAlliance)の始まりでした。HaLA理念
 こうした理念でつながる地域企業連携ができればいいなと思い、今回もHaLAフォーラムを開催しました。

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第1講演

 1人目の講師は、リンクアンドモチベーションの社員満足度調査で東日本1位になった株式会社生活の木の重永忠社長にお話頂きました。社員満足度向上がHaLA2011のメインテーマですが、その皮切りにもっともふさわしいお話をして頂きました。 まずは重永社長ご自身の体験からアロマの世界に入ったきっかけと、生活の木をご紹介頂き、このストレートな問いかけから講演が始まりました。

いい会社とは何なのだろうか?


 いい会社の定義について重永社長は「個人が活性化していて業績への反映をまで好循環が起こっている会社」その反対はダメな会社と定義されていました。つまり、経営とは、個人が活性化する環境を作ることが先という考え方の順番になっています。
 「いったい“いい会社”とは何なのだろうか?」この問いかけと、この問いかけに対する社員さんの答えとの対話が、良い会社を作る第一歩なのかもしれません。

 
  また、重永社長は2005年に「社員の声を知りたい」ということで、最初の社員満足度調査を行いました。その結果、社員の要望つまり社員が活性化しない要因が明らかになり、その上から2つに注力して改善を始めました。その2つとは下記です。

 ・勉強がしたい(より本格的にアロマのことを学びたい)
 ・社長が遠い存在だ

 それを受けて、社長自らが全国100箇所650人の研修を行って、研修後は居酒屋でそれぞれと少しでも話しをするということを行い、2つの課題を一気に解消したそうです。

 いい会社の具体的な条件について
  ●「いい物語」がたくさんある たくさん生まれる会社
  ●「連携」が取れている会社
  ●「知」が共有されている会社
  ●「人育て」ができる会社
 だと重永社長の定義をお話されていました。
  “好きなことで社会の役に立っている実感”のある人の集団をつくる、これは社会と会社に好循環を生んでいくこれからの企業の形なのかもしれません。

▼ ワールドビジネスサテライトで特集された映像はこちらをクリック
(6:00からが生活の木社の特集となります)

重永氏映像

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 続いて、2人目の講師は日本一無口な絵描きの“表現者たけ”さんです。
 ハッピーライフアライアンスの今年のテーマが社員満足度向上ですが、代表の小松は、全てのベースに「ありがとう」という感謝の心があると考えています。「感謝は大事だ」ということは、100人いれば100人ともご存知のことと思いますが、その「ありがとう」の力を全国で伝えられているたけさんという方がいらっしゃることを、広島の会員さまであるKCL社の濱本さんからご紹介頂き、このテーマを伝えたい小松がぜひにということでHaLAフォーラムに来て頂く経緯となりました。

 「よくしてもらったら“ありがとう”だけど、苦しいとき、つらいとき、天をうらみたくなるときも“ありがとう”だよ」と、たけさんは言います。何故なら ミュージシャンだったたけさん自身が2001年10月脳梗塞で倒れ、言葉と聴覚とギターを弾く右手の能力を失い、「死んだほうがましだ」というほどの絶望の淵で「ありがとう」を唱えて今日まで来たからです。

 言葉が運命を創ってしまうことを、わかりやすい例えで話して頂きました。「ありがとう」パワーで、ストリートで絵を売り始め、それを新聞などが取り上げ、やがて個展を開くようになりました。「ありがとう」のエピソードの1つとして、絵を描くきっかけになった映画「HANA-BI」でメガホンをとられた北野たけし監督に個展の共同展示を依頼された際、決まっていもいないのに「一緒に展示させてくれてありがとうございました」と先手の「ありがとう」パワーで、なんと競演が実現しました。

 このように、たけさんが実際に体験された“ありがとう”のエピソードや実験について60分間たっぷりお話して頂く講演を「ありがとうプロジェクト」と名付け、全国どこにでも出かけて行っているそうです。その際、小学校・中学校・福祉関係での講演は無料、一般は基本5万円で、交通費・宿泊費は別途ですが受けていただくことができます。日本中に「ありがとうパワー」を広げたい方はぜひたけさんを呼んで地域の皆さんに聞かせてください。

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 理念を掲げて営業活動を行うと物語が生まれ出す。これがHaLA的経営のシンプルなイメージです。この物語を社員はもちろんお客様やお取引様まで一緒に語り継いで共有していくことが、中小企業にとっては、シンプルな経営パフォーマンス向上、そして社員満足につながるのではないかというのが、HaLA2011の提言です。

 今回はリフォパーク新潟の今井社長から、「語り継ぐ経営」を実践して社員と協力会社と共有して、次のステップに向かっていった経緯をお話いただきました。第一講演の重永社長の言葉を借りると「いい会社」を目指して、真剣に歩んでいる歴史と今がご参加の皆さんの印象に残ったようです。

 事例としての2作品目は弊社の3年目の社員の成長を綴った「ファミリーの定理の証明 西川大志の挑戦」でした。新卒ばかりの弊社にとって3年内に基本価値の向上と理念との同化の時期が来ることが多くあります。そこから本番が始まるのですが、そこまで至る道は決して楽なものではありません。だからこそ、その過程を全社で共有することは大切なのだと弊社の体験をもってしてお伝えしているメッセージです。

開会の挨拶

小松信幸

 2部の懇親会では講師の皆さんと参加者の皆さん合わせて50名近くの方に交流頂きました。ありがとうございました。
ある参加者の方から「小松さんの言っているハッピーライフって意味がやっと少しわかってきたような気がする」という、何気ない会話でしたが、ありがたいコメントも頂きました。その方は、代表の小松が冒頭の挨拶でお話させて頂いた、日本の生活満足度が高度成長期にも一向に上がらなかったこと・幸福度が90位であること・生活の木さんのアロマやポプリを買って幸せになる人がいるという組み合わせがつながったとおっしゃっていました。

 お客様が自社の商品やサービスを購入することで、にっこりと幸せそうに笑う場面を背景に、HaLAの共通理念を唱えてみてください。

HaLA理念

 ハッピーライフ起点にすべてを見直して、必要な会社・個人と組む(アライアンスをする)イメージをするとそんな相手もきっと現れます。そして2011年は大きな革新の年になることでしょう。

 第11回HaLAフォーラムは5月19日(木)に開催を予定しています。
  「社会的使命に基づいた雇用」をテーマにHaLAらしいフォーラムにしますのでご予定に入れておいて下さい!

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